ELECTRIC BANANA
エレクトリック・バナナというのはプリティ・シングスの変名であり、彼等が映画のサウンド・トラックやテレビのBGMを担当するときにのみ使った名前である。しかしレコードは一般には発売されず(放送曲や映画会社に配布する専門のレーベルのための仕事だったため)、マニアのあいだで高値で取り引きされていた。
なぜ変名を使ってまで仕事をしたのか? あまりにバンドが売れないから、活動費、レコードの制作費を稼ぐ必要があったためらしい。
しかし一部で言われるように「やっつけ仕事」ではまったくない。これはフィル・メイも証言している。いずれのアルバムも聴きどころがあり、非常にクオリティの高いものとなっている。
ちなみに、「エレクトリック・バナナ」という名前は、ドノヴァンのヒット曲「Mellow Yellow」の一節からとったとのことだ。ドノヴァンと彼等は非常に親しい関係にあり、彼のバンドのドラマーがスキップ・アランだった。
<ALBUMS>
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ELECTRIC BANANA with Tilsley Orchestral ![]() |
1967 de Wolfe Phil May(vo) / Dick Taylor(g) / Wally Waller(b) / John Povey(kbd,ds) |
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MORE ELECTRIC BANANA ![]() |
1968 de wolfe Phil May(vo) / Dick Taylor(g) / Wally Waller(b) / John Povey(kbd/ds) |
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EVEN MORE ELECTRIC BANANA ![]() |
1969 de Wolfe Phil May(vo) / Dick Taylor(g),Wally Waller(b) / John Povey(kbd) / Twink(ds) *彼等も出演した映画 What's Good for the Goose のための録音。「S.F.ソロウ」と同じ編成。 |
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HOT LICKS ![]() |
1972 de Wolfe Phil May(vo) / John Povey(kbd) / Skip Allan(ds) / Peter Tolson(g) / Stuart Brooks(b) / Gordon Edwards(kbd) |
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RETURN OF THE ELECTRIC BANANA ![]() |
1978 de Wolfe Phil May(vo) / Micky Finn(g) / Bill Loveleady(g) / Chico Greenwood(ds), Jack Johnston(kbd) *フィル・メイ&フォーリン・エンジェルスと同じメンバー。 |
<compilation LP/CD/7">
以下のアルバムは上記5枚からの抜粋。言い方を変えれば、上記5枚でエレクトリック・バナナの音源はすべて聴くことが出来る。
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ELECTRIC BANANA The Seventies ![]()
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1980 Butt *このレーベルから市販されたことにより、イギリスでは初めてエレクトリック・バナナの音源が一般にむけて発売されたことになる。また、同レーベルはフィル・メイ&ザ・フォーリン・エンジェルスの唯一のアルバムのイギリス盤も初めてイギリスで発売した。 |
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ZAC ZOLAR & ELECTRIC BANANA Take Me Home / James Marshall ![]() |
1984 Butt |
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PRETTY THINGS Electric Banana ![]()
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1990 Repertoire *共にすでに廃盤。しかし内容は素晴らしいのだが、データの不備のために、多くの人に誤解を与えているCDでもあると思う。 「S.F.Sorrow」と同じラインナップの写真が使われているが、当然すべてがそのラインナップで録られたわけではない。78年頃の音源も双方のCDには収録されている。つまり、フィル・メイ以外はプリティ・シングスとは関係ないメンバーでの録音も混在しているのである。乱暴に言えば。 |
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ELECTRIC BANANA Blows Your Mind ![]() |
1997 Tenth Planet |
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ELECTRIC BANANA Blows Your Mind |
1990 Carnabeat *限定1000枚のCD。 これは国内でも配給されたことがあり、その時に解説を書かせてもらったことがある(現在は廃盤)。 |
Tilsley Orchestral について
プリティ・シングスのアルバム「エモーションズ」でアレンジを手がけ、演奏をしているためにプリティ・シングスとは関係なくなってしまってからのアルバムも気になるようになってしまったので、こちらもわかる範囲でついでに紹介しておきます。プリティ・シングスのメンバーは「エモーションズ」のアレンジは知らないうちにつけ加えられてしまったものだから、気に入ってないし、当然、メンバー達とも面識はないと思います。しかし気になってしまうとは、困ったものだ。60年代の雰囲気を求める人には良いアルバムだと思います。
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Tilsley Orchestral No.6 Heavy Gravy ![]() |
1970 de Wolfe |
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Reg Tilsley's Band Grooves of the 60's ![]() |
1996 de Wolfe |
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V.A. Freak Out at the Facsimile Factry ![]() |
1998 Tenth Planet |
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V.A. Morphine Mambo Jazz Club ![]() |
2000 Plastic *ジャケとタイトルだけで内容が想像出来そう。 |
Norman Wisdom
この人物もプリティ・シングスのファンには忘れられない。エレクトリック・バナナとして制作したアルバム『Even More
Electric Banana』は彼が出演した映画『What's Good For The Goose』のサウンドトラックという性格も持つからだ。
プリティ・シングスはウィズダム扮する紳士が通いつめるサイケデリック・クラブで演奏するバンドとして出演。
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The Wisdom Of A Fool ![]() |
1997 See For Miles 本来は喜劇俳優である彼が発表したレコードから選曲したベスト・アルバム。特にプリティ・シングスと関係有る曲は収録されていない。 が、しかし彼とプリティ・シングスを知る者にとっては非常に興味を引く音源であることは確かだ。 曲は会話が入る曲もあり、俳優が本業であることを思わせる。同じ喜劇俳優のアンソニー・ニューリーとダブる部分も多い(実際にニューリーの曲を歌っている)。 |